平成27年度冷凍2種(法令過去問題)

平成27年度冷凍2種(法令過去問題)その1
こんにちは!まるです。

27年度第2種冷凍機械責任者試験(法令過去問題)問題・解答をしたいと思います。(法令問題1~20問まで)

平成27年度冷凍2種(法令過去問題)

法令問題1~20問

問1 次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか

イ 高圧ガス保安法は、高圧ガスによる災害を防止するため、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱い及び消費並びに容器の製造及び取扱いについて規制することのみを目的としている

ロ 常用の温度において圧力が1、1メガパスカルとなる圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く)であって、現にその圧力が1、0メガパスカルであるものは、温度35度における圧力が0、8メガパスカルであっても高圧ガスである

ハ 常用の温度において圧力が0、1メガパスカルとなる液化ガスであって、圧力が0、2メガパスカルとなる温度が35度であるものは高圧ガスである

1 イ 2 ロ 3 ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ ✕ 高圧ガス保安法は、公共の安全を確保することを目的としており、高圧ガスによる災害を防止するため、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱い及び消費並びに容器の製造及び取扱いについて規制するとともに、民間事業者及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関する自主的な活動を促進することが定められている

ロ 〇 常用の温度において圧力が1、1メガパスカルとなる圧縮ガス(圧縮アセチレンガスを除く)であって、現にその圧力が1、0メガパスカルであるものは、温度35度における圧力が0、8メガパスカルであっても高圧ガスである

ハ 〇 常用の温度において圧力が0、1メガパスカルとなる液化ガスであって、圧力が0、2メガパスカルとなる温度が35度であるものは高圧ガスである

正解 4



問2 次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか

イ 1日の冷凍能力が5トン未満の冷凍設備内におけるフルオロカーボン(不活性のものに限る)は、高圧ガス保安法の適用を受けない

ロ 二酸化炭素を冷媒ガスとする1日の冷凍能力が25トンである設備を使用して、冷凍のため高圧ガスの製造をする者は、第二種製造者である

ハ 第1種製造者の事業を譲り渡した者及び譲り受けた者は、遅滞なく、それぞれの旨を都道府県知事に届け出なければならない

1 イ 2 ロ 3 イ、ロ 4 イ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 1日の冷凍能力が5トン未満の冷凍設備内におけるフルオロカーボン(不活性のものに限る)は、高圧ガス保安法の適用を受けない

ロ ✕ 二酸化炭素を冷媒ガスとする1日の冷凍能力が25トンである設備を使用して、冷凍のため高圧ガスの製造をする者は、第1種製造者である

ハ ✕ 第1種製造者の事業を譲り渡した者及び譲り受けた者は、都道府県知事の許可がいる

正解 1



問3 次のイ、ロ、ハの記述のうち、正しいものはどれか


イ 第1種製造者は、高圧ガスの製造を開始し、又は廃止したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事に届け出なければならない

ロ 第1種製造者は、製造をする高圧ガスの種類又は製造の方法を変更しようとするときは、あらかじめ、都道府県知事にその旨を届け出なければならない

ハ 冷凍保安規則に定められている高圧ガスの廃棄に係る技術上の基準に従うべき高圧ガスは、可燃性ガス及び毒性ガスに限られている

1 イ 2 イ、ロ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 第1種製造者は、高圧ガスの製造を開始し、又は廃止したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事に届け出なければならない

ロ ✕ 第1種製造者は、製造をする高圧ガスの種類又は製造の方法を変更しようとするときは、都道府県知事の許可がいる

ハ 〇 冷凍保安規則に定められている高圧ガスの廃棄に係る技術上の基準に従うべき高圧ガスは、可燃性ガス及び毒性ガスに限られている

正解 3



問4 次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍のため高圧ガスの製造をする第二種製造者について正しいものはどれか

イ 第2種製造者は、事業所ごとに、製造を開始後遅滞なく、製造をする高圧ガスの種類、製造のための施設の位置、構造及び設備並びに製造の方法を記載した書面を添えて、その旨を都道府県知事に届け出なければならない

ロ 高圧ガスの製造は、製造する高圧ガスの種類及び製造設備の態様に応じ、1日1回以上その製造設備の属する製造施設の異常の有無を点検し、異常のあるときは、その設備の補修その他の危険を防止する措置を講じて行わなければならない

ハ 製造設備の設置又は変更の工事を完成したときに行う気密試験に酸素を使用するときは、あらかじめ、冷媒設備中にある可燃性ガスを排除した後に行わなければならない

1 イ 2 ロ 3 イ、ロ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説


イ ✕ 第2種製造者は、事業所ごとに、製造開始の20日前までに、製造をする高圧ガスの種類、製造のための施設の位置、構造及び設備並びに製造の方法を記載した書面を添えて、その旨を都道府県知事に届け出なければならない


ロ 〇 高圧ガスの製造は、製造する高圧ガスの種類及び製造設備の態様に応じ、1日1回以上その製造設備の属する製造施設の異常の有無を点検し、異常のあるときは、その設備の補修その他の危険を防止する措置を講じて行わなければならない

ハ ✕ 製造設備の設置又は変更の工事を完成したときに行う気密試験には酸素以外のガスを使用する

正解 2



問5 次のイ、ロ、ハの記述のうち、車両に積載した容器(内容積が48リットルのもの)による冷凍設備の冷媒ガスの補充用の高圧ガスの移動に係る技術上の基準等について一般高圧ガス保安規則上正しいものはどれか


イ フルオロカーボン(不活性ガスに限る)の充てん容器を移動するときは、その車両の見やすい箇所に警戒標を掲げなければならない旨の定めはない



ロ 液化アンモニアの充てん容器を移動するときは、その高圧ガスの名称、性状及び移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付し、移動中携帯させ、これを遵守させなければならない旨の定めはない

ハ 液化アンモニアの充てん容器を移動するときは、その高圧ガスに応じた防毒マスク、手袋その他の保護並びに災害発生防止のための応急措置に必要な資材、薬剤及び工具等も携行しなければならない

1 イ 2 ロ 3 ハ 4 イ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説 

イ ✕ フルオロカーボン(不活性ガスに限る)の充てん容器を移動するときは、その車両の見やすい箇所に警戒標を掲げなければならない

ロ ✕ 液化アンモニアの充てん容器を移動するときは、その高圧ガスの名称、性状及び移動中の災害防止のために必要な注意事項を記載した書面を運転者に交付し、移動中携帯させ、これを遵守させなければならない

ハ 〇 液化アンモニアの充てん容器を移動するときは、その高圧ガスに応じた防毒マスク、手袋その他の保護並びに災害発生防止のための応急措置に必要な資材、薬剤及び工具等も携行しなければならない

正解 3



問6 次のイ、ロ、ハの記述のうち、高圧ガスを充てんするための容器(再充てん禁止容器を除く)及びその付属品について正しいものはどれか

イ 容器に装置されるバルブであって附属品検査に合格したものに刻印をすべき事項の一つに「そのバルブが装置されるべき容器の種類」がある

ロ 容器の廃棄をする者は、その容器をくず化し、その他容器として使用することができないように処分しなければならないが、容器の付属品の廃棄については、その定めはない

ハ 容器に充てんする液化ガスは、刻印等又は自主検査刻印等で示された種類の高圧ガスであり、かつ容器に刻印等又は自主検査刻印等で示された最大充てん質量の数値以下のものでなければならない

1 イ 2 ロ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 容器に装置されるバルブであって附属品検査に合格したものに刻印をすべき事項の一つに「そのバルブが装置されるべき容器の種類」がある

ロ ✕ 容器の廃棄をする者は、その容器をくず化し、その他容器として使用することができないように処分しなければならない、又容器の付属品の廃棄についても定める

ハ ✕ 容器に充てんする液化ガスは、刻印等又は自主検査刻印等で示された種類の高圧ガスであり、かつ容器に刻印等又は自主検査刻印等で示された容器の内容積に応じて計算した質量以下のものでなければならない

正解 1



問7 次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍に係る製造事業所における冷媒ガスの補充用としての容器による高圧ガス(質量が50キログラムのもの)の貯蔵の方法に係る技術上の基準について一般高圧ガス保安規則上正しいものはどれか

イ 液化アンモニアの充てん容器及び残ガス容器の貯蔵は、通風の良い場所で行わなければならない

ロ 液化アンモンニアの充てん容器を車両に積載して貯蔵することは、特に定められた場合を除き禁じられているが、不活性ガスのフルオロカーボンの充てん容器を車両に積載して貯蔵することはいかなる場合であっても禁じられていない

ハ 液化アンモニアの充てん容器及び残ガス容器の貯蔵は、常に温度50度以下に保って行わなければならない

1 イ 2 ロ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 液化アンモニアの充てん容器及び残ガス容器の貯蔵は、通風の良い場所で行わなければならない

ロ ✕ 液化アンモンニアの充てん容器を車両に積載して貯蔵することは、特に定められた場合を除き禁じられている、また不活性ガスのフルオロカーボンの充てん容器を車両に積載して貯蔵することもいかなる場合であっても禁じられている

ハ ✕ 液化アンモニアの充てん容器及び残ガス容器の貯蔵は、常に温度40度以下に保って行わなければならない

正解 1



問8 次のイ、ロ、ハの記述のうち、冷凍能力の算定基準について冷凍保安規則上正しいものはどれか

イ 冷媒ガスの種類に応じて定められた数値(C)は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである


ロ 蒸発部又は蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、自然環流式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである

ハ 圧縮機の原動機の定格出力の数値は、回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである


1 イ 2 ロ 3 イ、ロ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ
















解説

イ ✕ 冷媒ガスの種類に応じて定められた数値(C)は回転ピストン型圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである

ロ 〇 蒸発部又は蒸発器の冷媒ガスに接する側の表面積の数値は、自然環流式冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである

ハ ✕ 圧縮機の原動機の定格出力の数値は、遠心式圧縮機を使用する冷凍設備の1日の冷凍能力の算定に必要な数値の一つである

正解 2




問9から問14までの問題は、次の例による事業所に関するものである



例 冷凍のため、次に掲げる高圧ガスの製造施設を有する事業所

なお、この事業者は認定完成検査実施者及び認定保安検査実施者ではない
製造設備の種類 : 定置式製造設備(1つの製造設備であって、専用機械室に設置してあるもの
冷媒ガスの種類 : アンモニア
冷凍設備の圧縮機: 容積圧縮式(往復動式)4基
1日の冷凍能力 : 250トン
主な冷媒設備  : 凝縮器(縦置円筒形で胴部の長さが3メートルのもの)1基
        : 受液器(内容積が6000リットルのもの)1基

問9 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所について正しいものはどれか

イ この事業者は、その従業者に対する保安教育計画を定め、これを忠実に実行しなければならないが、この計画を都道府県知事に届け出る必要はない   

ロ この事業所の製造施設が危険な状態になったとき、その事態を発見した者は、直ちに、その旨を都道府県知事又は警察官、消防士員若しくは消防団員若しくは海上保安官に届け出なければならない

ハ この事業者は、危害予防規定を定め、これを都道府県知事に届け出なければならない。また、この危害予防規定を守るべき者は、この事業所の冷凍保安責任者及び従業者に限られている


1 イ 2 ロ 3 イ、ロ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ
















解説


イ 〇 この事業者は、その従業者に対する保安教育計画を定め、これを忠実に実行しなければならないが、この計画を都道府県知事に届け出る必要はない   



ロ 〇 この事業所の製造施設が危険な状態になったとき、その事態を発見した者は、直ちに、その旨を都道府県知事又は警察官、消防士員若しくは消防団員若しくは海上保安官に届け出なければならない


ハ ✕ この事業者は、危害予防規定を定め、これを都道府県知事に届け出なければならない。また、この危害予防規定を守るべき者は、第一種製造者及び従業者に限られている

正解 3




問10 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者について正しいものはどれか

イ 何人も、この事業者の承諾を得ないで、発火しやすい物を携帯してこの事業者が指定する場所に立ち入ってはならない

ロ 製造施設に異常があった場合、その年月日及びそれに対してとった措置を帳簿に記載し、これを記載の日から10年間保存しなければならない

ハ 所有し、又は占有する高圧ガスについて災害が発生したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事又は警察官に届け出なければならない

1 イ 2 ロ 3 イ、ロ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 何人も、この事業者の承諾を得ないで、発火しやすい物を携帯してこの事業者が指定する場所に立ち入ってはならない

ロ 〇 製造施設に異常があった場合、その年月日及びそれに対してとった措置を帳簿に記載し、これを記載の日から10年間保存しなければならない

ハ 〇 所有し、又は占有する高圧ガスについて災害が発生したときは、遅滞なく、その旨を都道府県知事又は警察官に届け出なければならない

正解 5




問11 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業所について正しいものはどれか

イ 製造設備の冷媒設備に係る切断、溶接を伴わない凝縮器の取替の工事をしようとするとき、その変更工事の完成後、軽微な変更の工事として遅滞なく、都道府県知事に届け出なければならない

ロ この事業者が製造施設の特定変更工事を完成したときに受ける完成検査は、都道府県知事又は高圧ガス保安協会若しくは指定完成検査機関のいずれかが行うものでなければならない

ハ 製造施設の特定変更工事を完成した後、高圧ガス保安協会が行う完成検査を受け、これが製造施設の位置、構造及び設備に係る技術上の基準に適合していると認められ、その旨を都道府県知事に届け出た場合は、都道府県知事が行う完成検査を受けなくてもよい


1 ロ 2 イ、ロ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ ✕ 製造設備の冷媒設備に係る切断、溶接を伴わない工事であっても、凝縮器の取替の工事をしようとするときは、都道府県知事の許可がいる

ロ 〇 この事業者が製造施設の特定変更工事を完成したときに受ける完成検査は、都道府県知事又は高圧ガス保安協会若しくは指定完成検査機関のいずれかが行うものでなければならない

ハ 〇 製造施設の特定変更工事を完成した後、高圧ガス保安協会が行う完成検査を受け、これが製造施設の位置、構造及び設備に係る技術上の基準に適合していると認められ、その旨を都道府県知事に届け出た場合は、都道府県知事が行う完成検査を受けなくてもよい

正解 4



問12 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者の冷凍保安責任者及びその代理者について正しいものはどれか

イ 冷凍保安責任者には、第二種冷凍機械責任者免状の交付を受けている者であって、一日の冷凍能力が20トン以上の製造施設を使用して行う高圧ガスの製造に関する1年以上の経験を有する者を選任することができる

ロ 冷凍保安責任者が旅行、疾病などのためその職務を行うことができない場合、あらかじめ選任した冷凍保安責任者の代理者にその職務を代行させなければならない

ハ 選任している冷凍保安責任者又はその代理者を解任し、新たな者を選任したときは、遅滞なく、その解任及び選任の旨を都道府県知事に届け出なければならない

1 ハ 2 イ、ロ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 冷凍保安責任者には、第二種冷凍機械責任者免状の交付を受けている者であって、一日の冷凍能力が20トン以上の製造施設を使用して行う高圧ガスの製造に関する1年以上の経験を有する者を選任することができる

ロ 〇 冷凍保安責任者が旅行、疾病などのためその職務を行うことができない場合、あらかじめ選任した冷凍保安責任者の代理者にその職務を代行させなければならない
ハ 〇 選任している冷凍保安責任者又はその代理者を解任し、新たな者を選任したときは、遅滞なく、その解任及び選任の旨を都道府県知事に届け出なければならない

正解 5



問13 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者に適用される技術上の基準について正しいものはどれか

イ 冷媒設備の圧縮機が設置されている専用機械室は、冷媒ガスであるアンモニアが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならない

ロ この受液器は、その周囲に、冷媒ガスである液状のアンモニアが漏えいした場合にその流出を防止するための措置を講じなければならないものに該当する

ハ 受液器にガラス管液面計を設ける場合は、丸形ガラス管液面計以外のものとし、その液面計の破損を防止するための措置とともに、受液器とガラス管液面計とを接続する配管にその液面計の破損による漏えいを防止するための措置も講じなければならない

1 イ 2 ハ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 冷媒設備の圧縮機が設置されている専用機械室は、冷媒ガスであるアンモニアが漏えいしたとき滞留しないような構造としなければならない

ロ ✕ この受液器は、その周囲に、冷媒ガスである液状のアンモニアが漏えいした場合にその流出を防止するための措置を講じなければならないものに該当しない

ハ 〇 受液器にガラス管液面計を設ける場合は、丸形ガラス管液面計以外のものとし、その液面計の破損を防止するための措置とともに、受液器とガラス管液面計とを接続する配管にその液面計の破損による漏えいを防止するための措置も講じなければならない

正解 3



問14 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者に適用される技術上の基準について正しいものはどれか

イ  この製造施設の冷媒設備に係る電気設備は、その設置場所及び冷媒ガスに応じた防爆性能を有する構造のものでなければならないものに該当する

ロ 専用機械室に設置されているこの製造施設の冷媒設備の安全弁に設けた放出菅の開口部の位置については、特に定めがない

ハ 凝縮器、受液器及び配管並びにそれらの支持構造物及びその基礎には所定の耐震設計の基準が適用されるものがあるが、この凝縮器にはその基準は適用されない

1 イ 2 ハ 3 イ、ロ 4 イ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ ✕ この製造施設の冷媒設備に係る電気設備は、その設置場所及び冷媒ガスに応じた防爆性能を有する構造のものでなければならないものに該当しない

ロ ✕ 専用機械室に設置されているこの製造施設の冷媒設備の安全弁に設けた放出菅の開口部の位置は、適切な位置にする


ハ 〇 凝縮器、受液器及び配管並びにそれらの支持構造物及びその基礎には所定の耐震設計の基準が適用されるものがあるが、この凝縮器にはその基準は適用されない


正解 2




問15から問20までの問題は、次の例による事業所に関するものである

例 冷凍のため、次に掲げる高圧ガスの製造施設を有する一つの事業所として高圧ガスの製造の許可を受けている事業所

なお、この事業所は認定完成検査実施者及び認定保安検査実施者ではない

製造設備の種類 : 設備A(冷媒設備が1つの架台上に一体に組み立てられていないもの)1基
        : 設備B(認定指定設備であるもの)1基

これらはブラインを共通とし、同一の専用機械室に設置されており、一体として管理されるものとして設計されたものであり、かつ、同一の計器室において制御されている

冷媒ガスの種類 : 設備A及び設備Bとも、フルオロカーボン134a

冷凍設備の圧縮機: 設備A及び設備Bとも、遠心式
         
1日の冷凍能力 : 550トン(設備A:300トン、設備B:250トン)

主な冷媒設備  : 受液器(設備A:内容積が4000リットルのもの)各1基



問15 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者が受ける保安検査について正しいものはどれか

イ 製造設備Bの部分を除く製造施設について、都道府県知事、高圧ガス保安協会又は指定保安検査機関が行う保安検査を3年以内に少なくとも1回以上受けなければならない

ロ 保安検査は、特定施設の位置、構造及び設備が所定の技術上の基準に適合しているかどうかについて行われるものであって、製造の方法が所定の技術上の基準に適合しているかどうかについて行う旨の定めはない

ハ 特定施設について、高圧ガス保安協会が行う保安検査を受けた場合、高圧ガス保安協会がその検査結果を都道府県知事に報告することとなっているので、この事業者はその保安検査を受けた旨を都道府県知事に届け出る必要はない

1 イ 2 ロ 3 イ、ロ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 製造設備Bの部分を除く製造施設について、都道府県知事、高圧ガス保安協会又は指定保安検査機関が行う保安検査を3年以内に少なくとも1回以上受けなければならない

ロ 〇 保安検査は、特定施設の位置、構造及び設備が所定の技術上の基準に適合しているかどうかについて行われるものであって、製造の方法が所定の技術上の基準に適合しているかどうかについて行う旨の定めはない

ハ ✕ 特定施設について、高圧ガス保安協会が行う保安検査を受けた場合、その検査結果を都道府県知事に報告する

正解 3




問16 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者が行う定期自主検査について正しいものはどれか

イ 定期自主検査は、製造設備の部分を除く製造施設について実施しなければならない

ロ 製造施設のうち保安検査を受け、かつ、所定の技術上の基準に適合していると認められた施設については、その年の定期自主検査を行わなくてよい

ハ 定期自主検査は、選任した冷凍保安責任者にその実施について監督を行わせなければならない

1 イ 2 ハ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ ✕ 定期自主検査は、製造設備の部分についても実施しなければならない

ロ ✕ 製造施設のうち保安検査を受け、かつ、所定の技術上の基準に適合していると認められた施設についても、その年の定期自主検査を行う

ハ 〇 定期自主検査は、選任した冷凍保安責任者にその実施について監督を行わせなければならない

正解 2



問17 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者に適用される技術上の基準について正しいものはどれか

イ 変更工事における完成検査において冷媒設備の配管以外の部分について耐圧試験を行うときは、水その他の安全な液体を使用して許容応力の1、5倍(液体を使用することが困難であると認められるときは、空気、窒素等の気体を使用して許容圧力の1、25倍)以上の圧力で行わなければならない

ロ 製造施設には、その製造施設の外部から見やすいように警戒標を掲げなければならない

ハ 製造設備の運転を数日間停止する場合であっても、特に定める場合を除き、その間も安全弁に付帯して設けた止め弁を常に全開しておかなければならない

1 イ 2 イ、ロ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説 

イ 〇 変更工事における完成検査において冷媒設備の配管以外の部分について耐圧試験を行うときは、水その他の安全な液体を使用して許容応力の1、5倍(液体を使用することが困難であると認められるときは、空気、窒素等の気体を使用して許容圧力の1、25倍)以上の圧力で行わなければならない

ロ 〇 製造施設には、その製造施設の外部から見やすいように警戒標を掲げなければならない

ハ 〇 製造設備の運転を数日間停止する場合であっても、特に定める場合を除き、その間も安全弁に付帯して設けた止め弁を常に全開しておかなければならない

正解 5



問18 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者に適用される技術上の基準について正しいものはどれか

イ 圧縮機及び受液器並びにこれらの間の配管が、引火性又は発火性の物(作業に必要なものを除く)をたい積した場所の付近にあってはならない旨の定めは、不活性ガスであるフルオロカーボンを冷媒ガスに使用しているこの事業所には適用されない

ロ 冷媒設備の圧縮機が強制潤滑方式であって、潤滑油圧力に対する保護装置を有している場合であっても、その圧縮機の油圧系統を除く冷媒設備には圧力計を設けなければならない

ハ 高圧ガスの製造は、1日に1回以上その製造設備の属する製造施設の異常の有無を点検して行わなければならないが、自動制御装置を設けて自動運転を行う場合はこの限りでない

1 イ 2 ロ 3 ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ ✕ 圧縮機及び受液器並びにこれらの間の配管が、引火性又は発火性の物(作業に必要なものを除く)をたい積した場所の付近にあってはならない旨の定めは、不活性ガスであるフルオロカーボンを冷媒ガスに使用しているこの事業所であっても適用される

ロ 〇 冷媒設備の圧縮機が強制潤滑方式であって、潤滑油圧力に対する保護装置を有している場合であっても、その圧縮機の油圧系統を除く冷媒設備には圧力計を設けなければならない

ハ ✕ 高圧ガスの製造は、1日に1回以上その製造設備の属する製造施設の異常の有無を点検して行わなければならない、また自動制御装置を設けて自動運転を行う場合でも点検して行わなければならない

正解 2



問19 次のイ、ロ、ハの記述のうち、この事業者に適用される技術上の基準について正しいものはどれか

イ 製造設備に設けたバルブ又はコックが操作ボタン等により開閉される場合は、その操作ボタン等には、作業員がその操作ボタン等を適切に操作することができるような措置を講じなければならない

ロ この冷媒設備には、その設備内の冷媒ガスの圧力が許容圧力の1、25倍を超えた場合に直ちにその圧力を許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けなければならない

ハ 製造設備Aの冷媒設備の修理を行うときは、あらかじめその修理の作業計画及びその作業の責任者を定めなければならないが、製造設備Bの冷媒設備の修理を行うときは、あらかじめその作業計画を定めればその作業の責任者を定める必要はない

1 イ 2 ロ 3 ハ 4 イ、ハ 5 イ、ロ、ハ









解説

イ 〇 製造設備に設けたバルブ又はコックが操作ボタン等により開閉される場合は、その操作ボタン等には、作業員がその操作ボタン等を適切に操作することができるような措置を講じなければならない

ロ ✕ この冷媒設備には、その設備内の冷媒ガスの圧力が許容圧力を超えた場合に直ちにその圧力を許容圧力以下に戻すことができる安全装置を設けなければならない

ハ ✕ 製造設備Aの冷媒設備の修理を行うときは、あらかじめその修理の作業計画及びその作業の責任者を定めなければならない、また製造設備Bの冷媒設備の修理を行うときも同様である

正解 1



問20 次のイ、ロ、ハの記述のうち、製造設備Bについて正しいものはどれか

イ この設備の冷媒設備は、その設備の製造業者の事業所において脚上又は1つの架台上に組み立てられ、その事業所において試運転を行い、使用場所に分割されずに搬入されたものである

ロ この設備の日常の運転操作に必要となる冷媒ガスの止め弁には、手動式のものを使用しなければならない

ハ この設備を移設すると、その指定設備認定証が無効になる場合がある


1 イ 2 ハ 3 イ、ハ 4 ロ、ハ 5 イ、ロ、ハ













解説

イ 〇 この設備の冷媒設備は、その設備の製造業者の事業所において脚上又は1つの架台上に組み立てられ、その事業所において試運転を行い、使用場所に分割されずに搬入されたものである

ロ ✕ この設備の日常の運転操作に必要となる冷媒ガスの止め弁には、手動式のものを使用してはならない

ハ 〇 この設備を移設すると、その指定設備認定証が無効になる場合がある

正解 3

おわり

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

0 件のコメント :

コメントを投稿